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ヤマップは、電波が届かない山の中でもスマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかり、登山を楽しく安全にするアプリ「YAMAP」を提供しています。 さらに2024年5月、流域単位で地球環境を捉え直す流域思考を元に、多くの人が直感的に使える地図ツールとして「YAMAP流域地図」をリリースしました。
YAMAP流域地図の開発経緯(ヤマップ 春山代表より)
引用:2024年6月 YAMAPMAGAZINE
流域地図を開発したい、開発しなければと思った動機が2つあります。
1.現代の都市化社会では、山・川・街・海のつながりが見えにくくなってしまっている。いかにして、山・川・街・海を含めた大地の広がりを視覚的に表現できるか。また、水・土・空気といった恵みを育む山の価値を、都市に住む人たちへどのようにしてわかりやすく伝えることができるか。
2.毎年各地で起きる豪雨災害に対して、どうすれば効果的な治水対策を進めることができるだろうか。山・川・街・海を個別にとらえた断片的な治水対策ではなく、山・川・街・海を一体でとらえた総合的な治水対策はできないだろうか。また、総合的な治水対策を進める上で、素地となる共通理解をつくるにはどうしたらよいのだろうか。
2021年夏、岸由二先生が提唱する”流域思考”に出会い、「これだ!」と直観しました。知人を介して岸先生へご連絡を差し上げ、岸先生やNPO鶴見川流域ネットワークのみなさまからのアドバイスをいただきながら、流域思考をベースにした流域地図を開発しました。
使用したデータと加工方法
国土数値情報を使用した感想・今後の期待
YAMAP流域地図における地図表示の仕組み上、今回使用したデータは、いずれも提供元の形式からMapbox VectorTile(MVT)形式に変換して配信しています。元データはフォーマットが明確で扱いやすく、MVTへの変換処理も問題なく行えました。 今後もYAMAP流域地図を始めとしたサービスで国土数値情報を利用したいと思いますので、水域や地形、災害リスクに関する各種データのアップデートを期待しています。